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お椀や重箱などで親しまれる漆器。これらに使われる漆は、ウルシノキから採取される樹液です。この漆はどのようにして固まるのか、固まった膜はどのような性質があるのか、この漆をどのように使いこなすのかなど、漆や漆工技術を科学的な眼で見つめ研究する会が「漆を科学する会」です。
1988年7月に発足して以来、この会に100名以上の人々が全国から集まっています。漆を精製する人、漆を塗る人、大学や国公立等の研究機関の人、漆に注目している会社の人など、立場は異なりますが、それぞれの眼で漆を科学しています。

「京都市・山本文二郎漆科学研究助成」の審査を行っています。平成6年(1994年)より毎年助成事業を審査し、国内外の漆の科学に関わる研究に対して、研究費等の助成を行っています。