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題名
Title

うるしと漆工芸

掲載文献名
Publication title
塗料と塗装 1981 4-6月号
発行所
Publisher
塗料出版社
発行年
Publish Date
1981
分類
Type
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
永瀬喜助
概要
Summary

うるしと漆工芸の世界は限りなく広いように思われる。長い伝統が存在する所以である。現在も好ましい高分子として考えられる理由は他に類を見ない酵素の反応を伴うからである。塗料としての機能を考える時、1つは保護の役割を果し、木、紙を腐食させることもなく古文書なども解読出来た。これは防腐剤としてもすぐれていることになる。鉄と反応して鉄塩をつくり長期保存に耐えた実績も目をみはるものがある。2つには美しく化粧をし沈金、蒔絵などの芸術品をつくることが出来た。さらに第3の機能として感能的に人を楽しませてくれる。肌ざわり、感触は比類のないすばらしいものである。天然物の造形の深さに改めて感動するものである。

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