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題名
Title

漆器の品質向上 漆塗装品の反狂防止

掲載文献名
Publication title
石川工試研究報告 No.33 p.59-63
発行所
Publisher
石川県工業試験場
発行年
Publish Date
1985
分類
Type
研究報告
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
市川太刀雄、坂本誠、石橋芳雄
概要
Summary

人工乾燥の有無、木地の構成、工程中の水分管理の相違および吸脱湿試験の水分変化など、それぞれ条件の異なった環境の中での漆器木地におよぼす狂いについて試験を行った結果、次のことが明らかになった。(1)狂いの最も小さかったのは、アスナロ合板であった。(2)人工乾燥を行うことにより、ソリッド材の狂いと木地のバラツキが減少した。(3)市販のシナ合板はばらつきがあり、ネジレの発生度合いも大きかった。(4)漆膜の乾燥時、漆風呂中の高湿度の水分が木地に多量に吸収された。(5)漆膜が完全硬化するとき、収縮する性質があり、これが狂いを誘発する要因となった。

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