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題名
Title
漆塗膜の表面特性に関する研究その1 ろいろ仕上げ工程における表面特性の変化
掲載文献名
Publication title
京都市工業試験場研究報告 VOL.15 p76-81
発行所
Publisher
京都市工業試験場
発行年
Publish Date
1987
分類
Type
研究報告
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
阿佐見徹、大薮泰
概要
Summary
高鮮映性、肉持ち感が重要性を増している中でこれら塗膜質感が表現されているといわれる漆膜の中から「ろいろ仕上げ」を取り上げ、その表面特性を探った。3次元表面あらさ計及びSEMによる観察等により、ろいろ仕上げ各工程の特長とその変化過程を明らかにし、経験的に行われている各工程作業の意味についても検討した。 その結果、ろいろ研ぎは炭で全体を荒して水平面を得るため、胴摺りは炭の研磨きずを小さくし均一なあらさの面にするため、摺漆-磨き工程は残ったきずを埋めるために行われることがわかった。この仕上げ方法は一般に考えられるような研磨材を徐々に細かくしながら平滑にしていく方法ではなく、凹部を埋めることによって平滑な面を作り出していく方法であることがあきらかにかった。図5、写真4
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