#
380
題名
Title
漆塗膜の表面特性に関する研究 その2 「一対比較法によるつや感,深み感,あたたかみ感の評価と各種塗膜表面物性値の関係」
掲載文献名
Publication title
京都市工業試験場研究報告 VOL.19 p97-107
発行所
Publisher
京都市工業試験場
発行年
Publish Date
1991
分類
Type
研究報告
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
大薮泰、阿佐見徹
概要
Summary
塗膜の表面特性を評価する感覚尺度としてつや感,深み感,あたたかみ感を選び官能検査方法でしばしば用いられる一対比較法によってその計量化を検討し,これら感覚量と各種塗膜表面物性値の関係について検討した。 その結果3感覚尺度とも主効果が有意となり尺度として有効であり,官能検査による計量化が可能であることが明らかになった。また,つや感は組み合わせが,深み,あたたかみ感は個人も影響していることがわかった。 3尺度間相互ではつや感と深み感は相関が高く,あたたかみ感は他の2感覚尺度と相関がなく独立した尺度であることがわかった。表面物性値との関係はつや感が60度鏡面光沢度よりも最大高さ(Rmax)に,深み感が色度(b/a)に大きく影響されていることがわかった。あたたかみ感に強く関係する表面物性値は見いだせなかったが表面あらさパラメーターの凸凹の平均間隔(Sm)や平行透過率(PT)に若干影響を受けていると考える。
データベースに収録されている文献は京都市産業技術研究所 工芸漆チームが管理しています
閲覧を希望される方はメールにお問い合わせください
閲覧を希望される方はメールにお問い合わせください