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題名
Title
ヒイロタケラッカーゼによる化工でんぷんを利用したアルケニルカテコール誘導体の硬化
掲載文献名
Publication title
色材協会誌 vol.68 No.12 p.729-734
発行所
Publisher
色材協会
発行年
Publish Date
1995
分類
Type
報文
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
大薮泰・寺田幹雄・阿蘇雄・小田圭昭
概要
Summary
" 漆をモデルとした酵素反応形塗料の開発において、ラッカーゼとウルシオール類似物をエマルション化するための第3成分として、4種の化工でんぷんを選んだ。これらの化工でんぷんを使い、ヒイロタケの培養液より生産したラッカーゼと4-{9'(Z),12'(Z)-オクタデカジエニル}カテコールをエマルション化して、20℃80%RHにて24時間乾燥させた。これらの膜に対して乾燥時間、動的粘弾性、光沢、透過色を測定した。主な結果は次のようである。 1)化工でんぷんによるエマルション化は充分であった。 2)化工でんぷんのリン酸基やカルバモイル基は初期の硬化に影響し、これらの基が増加するにともない乾燥時間が短くなった。 3)これらの膜は一般的な漆膜と同じような理想的な粘弾性を示し、漆膜に比べ高光沢でやや黄色みを帯びていた。 以上の結果から、天然漆の成分を含まない酵素反応形塗料を開発することができた。"
データベースに収録されている文献は京都市産業技術研究所 工芸漆チームが管理しています
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