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題名
Title
ヒイロタケラッカーゼによるアルケニルカテコール誘導体の硬化 -アルケニル側鎖の置換位置の影響-
掲載文献名
Publication title
京都市工業試験場研究報告 No.25 (1997)
発行所
Publisher
京都市工業試験場
発行年
Publish Date
1997
分類
Type
研究報告
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
大薮泰・阿佐見徹・寺田幹雄・宮腰哲雄
概要
Summary
" 漆をモデルとした酵素反応形塗料の開発において、ヒイロタケラッカーゼの基質、つまりウルシオール類似物のアルケニル側鎖の置換位置が変化することにより、膜の反応や乾燥時間および物性などにどう影響するかを検討した。ウルシオール類似物としては、3-{9'(Z),12'(Z)-オクタデカジエニル}カテコールおよび4-(9'(Z),12'(Z)- オクタデカジエニル}カテコールを合成し、これにリン酸尿素でんぷんを第3成分として用いて、ヒイロタケラッカーゼにより膜を硬化させた。その結果、アルケニル側鎖の置換位置は3位よりも4位の方がヒイロタケラッカーゼに対する活性が高く、そのためにキノンの生成は3位よりも4位の方が速いことがわかった。従ってこの影響により膜の乾燥時間や初期の動的粘弾性に差が認められた。"
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