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題名
Title
漆塗膜に関する研究(第5報)漆塗膜の硬化に及ぼす不飽和脂肪酸メチルエステルの影響
掲載文献名
Publication title
色材協会誌 Vol.48 p597-602
発行所
Publisher
色材協会
発行年
Publish Date
1976
分類
Type
報文
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
見城敏子・三原一幸
概要
Summary
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸のメチルエステルを漆に混入した塗膜の硬化乾燥過程を調べ、次のことがわかった。 (1)硬化乾燥は、漆のみの場合よりも長くなる。その傾向は脂肪酸部の二重結合が増加すると少なく、添加量が2倍になると硬化乾燥は2~3倍になった。 (2)漆のみの硬化乾燥では、1.215㎝‐1に特有の吸収がでるが不飽和脂肪酸のメチルエステルが存在すると、吸収位置が低波数側に移動する。この移動は混入量と関連性があり、移動量(Δn)は、Δn=3.5√・(・=漆中にある不飽和脂肪酸メチルの%)の関係にあることを見いだした。 (3)塗布後の初期にはウルシオール中の―OHが脂肪酸部の>C=Oと水素結合しているが、硬化が進むにしたがって少なくなることを知った。・
データベースに収録されている文献は京都市産業技術研究所 工芸漆チームが管理しています
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