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題名
Title
漆塗膜に関する研究(第8報)日本,タイ,ビルマ,台湾産漆の塗膜硬化とその性状について
掲載文献名
Publication title
色材協会誌 Vol.49 p639-642
発行所
Publisher
色材協会
発行年
Publish Date
1976
分類
Type
報文
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
見城敏子・三原一幸
概要
Summary
日本,タイ,ビルマ,台湾産の漆について,その塗膜の硬化性と性状等について検討をし,次のようなことを知り得た。すなわち,(1)含まれている漆状化合物(ウルシオール,チチオール,ラッコール)によって,塗膜硬化にともなうIRスペクトルの変化には大きい差があった。(2)指触乾燥するまでの時間は,IRスペクトル的にみると日本産0.3日,台湾産2日,ビルマ産13日,タイ産15日の順であった。(3)Tgは日本産が105℃,台湾産95℃,タイ産85℃,ビルマ産70℃E’で,tanδは日本産のものが最も良かった。(4)熱分析の結果によれば,日本産のものが耐熱性は最も良く,ついでタイ,台湾,ビルマ産の順であった。しかしこれらはいずれも日本産の漆の中に,油変性アルキド樹脂を20~40%混入したものに類似の性状を示した。
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