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題名
Title

神社・仏閣の補修塗装技術

掲載文献名
Publication title
第17回塗料・塗装研究発表会 講演予稿集 P31 (2001)
発行所
Publisher
発行年
Publish Date
2001
分類
Type
講演予稿集
言語
Language
所蔵者
Location
著者
Author
高橋 保 (株)アポロ工芸社
概要
Summary

古来から社寺建築は木造一筋であり,現存する建造物には歴史的価値から重要文化財に指定されているものが多い。木造は火災を除けば耐用年限に心配はないが,所有する事物には国宝的なものが多く,盗難や火災から守ることは木造では困難である。昭和30年頃よりコンクリート造りの寺院建築が増えてきたのは耐震,耐火という社会的要請から当然の推移であろう。昭和49年には総鋼造の寺院建築も建設されている。寺院建築を総鋼造で設計施工することは当時においても希である。鋼構造選択の理由は,RC造では工期が不足すること,木造では工費の予算オーバーが主因とのことである。しかし耐火性であることも理由の一つであろう。鋼構造の耐久性は防錆,防食の良否に関係するから10年目位に外部塗装の塗り替えを行うことで建物の保存が可能であると判断して設計に着手したとのことである。

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