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題名
Title

ラッカーゼを利用した酵素反応形塗料の開発2 -合成したウルシオール類似物の硬化-

掲載文献名
Publication title
2003年度 色材研究発表会 講演要旨集102-103
発行所
Publisher
発行年
Publish Date
2003
分類
Type
講演要旨
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市産業技術センター
著者
Author
安藤信幸・大藪 泰・辻本 敬・宇山 浩・小林四郎
概要
Summary

我々は漆の硬化をモデルとし,無溶剤及び常温乾燥の酵素反応形塗料を開発してきた。これまでにアルケニルカテコール,ヒイロタケ由来のラッカーゼ(以下,P-ラッカーゼ),これらをエマルジョン化する第三成分のリン酸尿素デンプンやタンパク質加水分解物の3成分系で検討をしてきた。しかし,アルケニルカテコールの合成は多段で煩雑な反応であったため,容易にウルシオール類似物が得られるものではなかった。そこで今回は,3,4-ジヒドロキシフェニルメタノールとリノール酸またはリノレン酸をリパーゼ触媒下で,選択的アシル化によって比較的容易に得られたウルシオール類似物,ラッカーゼとしてP-ラッカーゼ及び新たに入手したMyceliphthora由来のラッカーゼ(以下,M-ラッカーゼ),第三成分としてタンパク質加水分解物を用い硬化膜を作成し,その物性を中心に検討した。

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