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778
題名
Title
浄法寺漆器の開発
掲載文献名
Publication title
デザイン学研究 BULLETIN OF JSSD Vol.50 No.4
発行所
Publisher
デザイン学研究
発行年
Publish Date
2003
分類
Type
研究論文
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市産業技術研究所
著者
Author
町田俊一
概要
Summary
浄法寺漆器は,古くから,青森県との県境に位置する岩手県浄法寺町を中心とする地域でつくられてきた漆器である。かつては,東北地方のなかでは有数の規模の漆器産地にまで発展した。しかし,浄法寺漆器は世界大戦後衰退し,昭和30年代には消滅してしまった。この産地の壊滅状態は約20年間続いたが,昭和50年代に,浄法寺漆器再興の運動が起こされた。筆者は,浄法寺漆器の復興計画へ参画し,この漆器を現代生活で使用できる日用品として開発を行ってきた。以前につくられていた製品の復活のみならず,現代の日用品として生活様式へ適合させることが大きな課題であった。この課題に対しては,問題を解決するための手法としてのデザインが大きく貢献出来ると考えられ,漆器製造の技術だけでなく,新たなデザインの作業が総合的な観点から展開された。本稿では,浄法寺漆器のデザイン開発を通して得られた伝統的工芸品とデザインの関係に関する知見について報告する。
データベースに収録されている文献は京都市産業技術研究所 工芸漆チームが管理しています
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