#
79
題名
Title
春慶漆の精製法について(第5報)クエン酸添加による透漆の性状(その1)
掲載文献名
Publication title
岐阜県工芸試験場報告 S.53 p34-36
発行所
Publisher
岐阜県工芸試験場
発行年
Publish Date
1978
分類
Type
報文
言語
Language
日本語
所蔵者
Location
京都市工業試験場
著者
Author
中西正
概要
Summary
中国産漆は、日本産に比べ漆液粘度が高く、かつ透明度が劣るなど透漆として適さない。そこで、中国産漆の精製法について、粘度に関しては撹拌羽根の回転数・角度・厚さの関係を試験した。また、透明度では主として有機酸類の添加剤で追求した。その結果、クエン酸と果汁(レモン)が良好であったので、今回は品質面で安定しているクエン酸を用い、中国産漆の産地別に添加し比較をしてみた。全試料とも添加剤を用いると粘度は、さらに低下し透明度も向上する。しかし、産地によっては乾燥性、光沢減少など塗膜に影響を及ぼすものもある。従って、添加剤(クエン酸)の濃度または添加量を産地の漆により3~5%少なくする調整が必要であった。
データベースに収録されている文献は京都市産業技術研究所 工芸漆チームが管理しています
閲覧を希望される方はメールにお問い合わせください
閲覧を希望される方はメールにお問い合わせください